スマホを買い替えるタイミングは人によって大きく異なります。そもそもスマホを買い替えるタイミングに決まりはないため、自分が思い立った時が一番の買い替え時といえるでしょう。
とはいえ「まだ使えるのに買い替えるのはもったいないの?」「なんとなく買い替えを考えているけど今がタイミングなの?」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、スマホの買い替えについて詳しく解説していきます。
スマホの一般的な買い替えタイミングから、買い替え時の注意点など幅広く紹介しているので、ぜひとも参考にしてください。
スマホの買い替えタイミングについて
スマホの買い替えタイミングはさまざまあります。その中でも「スマホの寿命が来た時」が一番のタイミングではないでしょうか。
スマホの寿命はどれくらい?
スマホの寿命は使い方によっても大きく異なりますが、一般的なスマホは3年から4年です。
スマホは使い続けるほどに本体が劣化していき、電源が突然切れるなど故障と考えられる症状も発生してきます。
また、バッテリーの寿命は1年半から2年といわれており、スマホの充電を長持ちさせたい場合は2年ほどで買い替える場合も少なくありません。
本体の劣化や故障がなく、バッテリーに関しても不便に感じない場合は4年以上使い続けることも可能ですが、スマホ自体のサポートが終了することを寿命ととらえる考え方もあります。
例えば、iPhoneの場合は以下のようにサポートが終了しています。
おおよそ5年から7年でサポートが終了しています。そのため、たとえ故障などがなくても購入から5年ほどたったら寿命を迎えるいう考え方もあります。
なお、サポートが終了するとアップデートが適用されなくなります。簡単に言えば、新機能が追加されなくなり、セキュリティ面でも不安が出てくるので、サポート終了したら極力買い替えるようにしましょう。
iPhoneの寿命について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
iPhoneの寿命はどうすればわかる?壊れる前に買い換えるコツを解説
スマホが壊れる前に買い替えるケースも
スマホが壊れる前、寿命が来る前に買い替えるケースも少なくありません。
- 分割払いが終了した(不要になる)タイミング
- 新機種が登場したタイミング
- 販売店でお得なセールが開催されているタイミング
例えばauの「スマホトクするプログラム」を利用した場合、「25か月目」にスマホを返却すれば分割払いの最終回分の支払いが免除されます。キャリアが用意するこのようなサービスを利用して、購入後2年でスマホを買い替える人も少なくありません。
ほかにも、iPhoneが好きで毎年新機種が出るたびに買い替える人もいますし、販売店や通信事業者が行うセールでスマホを格安に購入できるタイミングで買い替える場合もあります。
スマホにこんな症状が出たら買い換えを検討しよう
スマホに以下の症状が確認されたら、スマホの寿命といえるので買い替えを検討してみましょう。
- バッテリーの減りが早くなる
- 動作が遅くなる
- OSやアプリをアップデートできない
- アプリが落ちる・電源が落ちる
- 本体に大きなキズがある
それぞれ詳しく解説していきます。
バッテリーの減りが早くなる
バッテリーの減りが早くなった場合はバッテリーを交換するか、もしくは買い替えを検討すべきでしょう。
スマホのバッテリーというのは、使い続けることで必ず劣化します。劣化すると新品の時に比べてバッテリーの消耗が早くなります。
iPhoneの場合は設定の「バッテリー」からバッテリーの劣化具合を確認できます。
iPhoneは最大容量が80パーセントを下回った場合に、買い替えの時期とされています。
なお、Androidの場合はバッテリーの消耗具合を確認できる端末と確認できない端末があります。確認できない端末なら、GooglePlayからバッテリーアプリを導入することで確認することも可能です。
また、充電の持ちを重視していなかったとしても、バッテリーは使い続けることで膨張をしていきます。膨張をした状態で使い続けると、ほかのパーツに影響を及ぼしますし、最悪の場合バッテリーが発火・発煙する可能性も考えられます。
スマホの背面やディスプレイが膨らんでいる場合は、バッテリーの膨張が疑われるので、充電の持ちに問題がなかったとしても買い替えをしましょう。
動作が遅くなる
動作が遅くなった場合も買い替えのタイミングです。
スマホは使い続けると動作が遅くなるなどの症状が発生することがあります。
また、アプリも年々性能が高くなっているので、古いスマホだとアプリ側の要求している性能についていけなくなり、結果として動作が遅くなります。
動作の遅いスマホにイライラしているのであれば、思い切って買い替えてみましょう。
OSやアプリをアップデートできない
OSやアプリをアップデートできない場合も買い替えのタイミングです。
スマホは購入したあとも、アップデートによってさまざまな機能が追加されたり、セキュリティが強化されたりします。このようにアップデートができる状態を「サポート対象」などと言われています。
ですが、このサポートは基本的にはスマホを購入してから5年前後で終了するため注意が必要です。
サポートが終了すると、機能が追加されることはありませんし、何よりセキュリティが脆弱になります。また、最新のOSにアップデートできないことから、最新のアプリが利用できなくなるという弊害も生まれてきます。
そのため、OSがアップデートできない、サポートが終了した状態になったら買い替えしましょう。
アプリが落ちる・電源が落ちる
アプリが落ちる・電源が落ちる場合も買い替えのタイミングです。
アプリが落ちたり電源が落ちたりするのは、故障が原因の場合もありますが、スマホの性能がアプリの要求している性能に届いていないという可能性も考えられます。
そのため、修理をしたところで、アプリ側の要求している性能を満たしていない限りは、アプリが落ちるというトラブルを避けることはできません。
電源が落ちるのも、スマホが持っている性能以上に高いパフォーマンスが要求され、熱を帯びたことが原因な場合が多いです。
特にゲームをしていてアプリが落ちたり、電源が落ちたりする場合は、スマホの性能不足が大いに考えられるので、性能の高い機種に買い替えることをおすすめします。
本体に大きなキズがある
性能面に問題がなくても、本体に大きな傷がある場合は買い替えのタイミングといえます。
スマホは毎日使うものなので、毎度傷のついた画面を眺めるのは気分が良いとは言えないでしょう。また、ディスプレイに傷がついて割れている場合は、指をケガする可能性も少なくありません。
ディスプレイの修理をする方法もありますが、修理をするぐらいなら買い換えたほうが安く済む場合もあります。修理費用など良く確認して、買い替えをするべきなのか検討しましょう。
スマホが使えるうちに買い換えを検討するのもアリ
スマホが故障をしていなかったり、寿命でなかったりしても、買い替えを検討するのは悪いことではありません。
「なんとなく買い換えたい」「今のスマホに飽きてきた」というのも買い替えの動機としては十分です。
とはいえ、明確な理由もなく買い替えをすると、思わぬ後悔をする場合もあるので、以下の買い替えタイミングに該当するかチェックしてみましょう。
- 新しい機能を使ってみたくなった
- スマホの分割払いが終わった
- 通信会社を乗り換えたくなった
- 欲しいスマホのセールが始まった
それぞれ詳しく解説していきます。
新しい機能を使ってみたくなったら
新しい機能を使ってみたくなったら、買い替えの動機としては十分といえます。
一昔前のスマホと比べると、今のスマホはさまざまな機能が搭載されています。
最新のハイスペックなスマホであれば、非常にきれいなカメラ撮影をすることができますし、AndroidOS、iOSともに機能は年々増えているため、サポート終了したスマホから最新のOSが搭載されているスマホに買い替えれば、スマホを活用した生活のクオリティはより高められるでしょう。
またWi-Fiや5Gなど通信機能も進歩しているので、これらの最新規格を利用してみたいなら買い替えがオススメです。
スマホの分割払いが終わったら
スマホの分割払いが終わったときも買い替えのタイミングといえます。
分割払いが終了したということは、毎月の出費が浮くということなので、また新しいスマホを分割払いで購入しても大きな負担には感じません。
また、ドコモやauなど大手キャリアが提供している、スマホを返却することで分割払いが免除されるサービスも活用すると、より負担なく買い替えができます。
通信会社を乗り換えたくなったら
通信会社を乗り換えるタイミングで機種変更、買い替えをするのも一つの手です。
新しい通信会社に合わせたスマホを購入すれば、よりお得に、もしくはより快適にスマホを使えるようになります。
例えば、通信環境が良いドコモやauやソフトバンクに乗り換えて、スマホもゲームに特化したものを購入すれば、より本格的にスマホでオンラインゲームを楽しめます。
スマホに関連する出費を抑えたいのであれば、格安SIMに乗り換えて、スマホも最低限の機能だけを持つ安い機種に買い替えると良いでしょう。
欲しいスマホのセールが始まったら
欲しいスマホのセールが始まった場合に買い替えるのも一つの手です。
量販店や通信事業者では、キャンペーンによってスマホが大幅割引になることも少なくありません。
例えば、2022年の秋に発売されたGooglePixel7シリーズは当時公式ストアから購入することで、3万円分のGoogleストアクレジットがもらえました。これにより通信事業者でも、1世代前のGooglePixel6シリーズが、実質負担額1円という格安で販売されるという事態となっていました。
このように、キャンペーンによってスマホは非常にお得に購入できる場合があります。
ほしいスマホが決まっていないのであれば、通信事業者や近くの量販店、メーカー直販サイトなどでキャンペーンが開催されているか確認して、格安のスマホを探してみましょう。
スマホを買い替えるときに検討すること
スマホの買い替えをする際は以下のポイントをチェックしてください。
- 契約プランの見直しをする
- 古い端末の処分方法を考える
- データのバックアップをしておく
それぞれ詳しく見ていきましょう。
契約プランの見直しをする
買い替えと同時に契約プランの見直しもしておきましょう。
買い替えによってスマホの画面が大きくなり、動画閲覧が増える場合は、データ容量の大きいプランや、通信速度が速い・通信エリアが広い通信事業者に変えると、より快適にスマホを楽しめるようになります。
スマホの買い替えで使用環境が変わらないとしても、プランを見直すことで料金の無駄を省ける可能性も少なくありません。
「スマホ料金見直しの効果的な方法とは?料金節約のポイントを紹介します 」では、プランの見直しについて詳しく解説しているので参考にしてください。
古い端末の処分方法を考える
古い端末の処分方法も考えておきましょう。
古い端末は、下取りに出すことで新機種を割引してもらうほか、フリマアプリや買取店で売ることでお金を受け取ることもできます。
ほかにも、サブ端末にして別の用途で使い続けるなど、さまざまな活用方法があります。
「機種変更後のスマホはどう扱えばいい?継続利用・売却・廃棄それぞれのポイントを解説」では機種変更後のスマホの活用方法・処分方法について詳しく解説していますので、参考にしてください。
データのバックアップをしておく
データのバックアップも忘れないようにしておきましょう。
電話番号そのままで買い替えをしたとしても、スマホに保存されている画像や動画、音楽、ゲームなどのデータはバックアップなどをしなければ引継ぎできません。バックアップをしないまま旧端末を処分してしまうと、データがなくなってしまうので注意しましょう。
機種変更時の引継ぎに関しては、以下の記事を参考にしてください。
「iPhoneの機種変更をするときに、新旧機種で行うことリスト完全版!ミスなく移行できる設定方法を紹介」
「機種変更したiPhoneにLINE(ライン)の設定を引き継ぐには?失敗しないためのポイントを解説」
「機種変更でゲームデータの引き継ぎをするには?Android・iPhoneそれぞれについて解説!」
まとめ
スマホの買い替えタイミングに、これといった決まりはありません。
ですが、スマホのセールやキャンペーンなどを活用すると、よりお得で損をすることなく買い替えができます。
反対にスマホの寿命が来ているのに、買い替えをしないまま使い続けていると、思わぬトラブルが発生しかねませんので注意してください。
スマホの充電が遅い場合は、充電器やケーブル、スマホ本体などに問題があると考えられます。
ただし、そもそもスマホの充電にかかる時間は、モデルによっても大きく変化するので、原因を正しく見極めて、適切な対処をするのが非常に重要です。
そこで本記事では、スマホの充電が遅い場合の原因や対処法などを詳しくまとめました。ぜひとも参考にしていただき、快適にスマホを利用しましょう。