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スマホの寿命はどれくらい?買い替えのタイミングを見分けるコツを紹介します

目次

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「スマホの動作が悪くなってきた」「もしかしてスマホの寿命が来た?」

本記事ではこのような疑問をお持ちの方に向けて、スマホの寿命や買い替えのタイミングについて詳しく解説していきます。

スマホには寿命があり、一定期間使用を続けるとさまざまな不具合が発生しやすくなります。スマホの寿命を正しく見極めて、適切なタイミングで買い替えをしましょう。

スマホには寿命がある

冒頭でも紹介したように、スマホには寿命があります。

「スマホの寿命=バッテリーの寿命」とするなら、充電サイクル(0%から100%までの充電)のおよそ300回から500回、つまり2日に1回フル充電をするなら2~3年、1日に1回フル充電をするなら1年~1年半ほどで寿命を迎えることになります。

一方、内閣府が行った「消費動向調査」によると携帯電話の平均使用年数は4.6年で、このうち31.8%は故障が原因です。つまり「スマホの寿命=スマホの故障」と考えるなら、5年近くで寿命が訪れるといえます。

まとめると、バッテリー持ちを重視するならスマホの寿命は長くても3年程度、本体が故障するまで使い続けるなら寿命は5年程度です。

ただし、使用方法や機種によって寿命は変化するということは理解しておきましょう。

スマホの寿命が近づくと…

スマホの寿命が近づくと主に以下のような不具合が発生します。

  • 動作が重い
  • バッテリーの減りが早い
  • バッテリーが熱くなる
  • 強制シャットダウン
  • システムの更新がなくなる

心当たりがある場合は買い替えも検討しましょう。

動作が重い

スマホを長年使うとバッテリーは劣化していきます。バッテリーというのはスマホに電力を供給する大事なパーツです。

そのため、バッテリーが劣化すると、スマホが正常に動くために必要な電力が伝わりづらくなり、動作も重たくなります。

また、スマホで使用するアプリは年々機能性が高くなり、要求されるスペックが高くなっています。そのため、購入してから長い期間が経ったスマホは、アプリの要求しているスペックを満たすことができなくなり動作が重くなることがあります。

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バッテリーの減りが早い

前述したように、スマホは使うごとにバッテリーが劣化していくので、シンプルにバッテリーの減りが早くなり、連続してスマホを使用できる時間が短くなります。

ただし、バッテリーの減りの早さはスマホの使用方法によっても異なるので注意が必要です。

例えば、スマホへの負荷の大きいゲームをプレイすれば、バッテリーは早く減っていきます。ほかにも、電波の悪い場所だと、スマホが電波を探すために電力を消費するため、画面をスリープ状態にしていてもバッテリーが減りやすくなります。

このように一時的な要因によってバッテリーの減りが早くなることもあるので、本当にバッテリーが劣化しているのか正しく把握することが大事です。

バッテリーの劣化をチェックする方法

一部のAndroidスマホは、以下の手順でバッテリーの劣化状態をチェックすることができます。

  1. 「設定」を開く
  2. 「端末情報」を開く
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  3. 「バッテリー情報」を開く
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  4. 「バッテリー性能」を確認する
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手順は機種によって異なりますが、設定からバッテリーに関する項目を開けばおおむね確認できるでしょう。

ただし、中には設定から確認できない機種もあります。設定から確認できない場合は、アプリを活用することでおおむねの劣化具合を確認できます。

Playストアで「バッテリー 劣化 診断」と検索して、好きなアプリをダウンロードして確認してみてください。

ただし、メーカー公式のアプリというわけではないので、参考程度に考えておきましょう。

強制シャットダウン

スマホの寿命が近づくと強制シャットダウンになる頻度も増えていきます。

スマホの何らかの機器が故障したことによる強制シャットダウン、発熱のしすぎで放冷するための強制シャットダウンなどが考えられます。

どのような原因にせよ、強制シャットダウンが頻発する場合は、スマホの寿命が来ている可能性が非常に高いので買い替えを検討してみましょう。

システムの更新がなくなる

システムの更新がなくなるのもスマホの寿命と言えるでしょう。

スマホ本体に何ら異常がなかったとしても、スマホのシステム更新がなくなった場合は買い替えのタイミングとなります。

スマホは定期的にOSのアップデート・システムの更新などが行われます。

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これによってセキュリティ対策ができたり、さまざまな新機能を使えるようになります。

ですが、発売から3~5年たったスマホはシステムの更新がなくなります。

システム更新がなくなると、セキュリティ面に不安要素が出てきたり、アプリのインストール・更新に支障をきたしたりする可能性があります。

たとえスマホ自体に問題はなくても、発売から5年も経過すれば基本的にスマホのシステム更新がなくなってしまうので、買い替えを検討しましょう。

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スマホの寿命を早める行動とは?

スマホの寿命は以下のような現象によって早まります。

  • 水濡れ
  • 衝撃
  • 高温・低温
  • 過充電・過放電
  • 粗悪な充電器

しっかりと内容をチェックして、今後スマホの寿命をできるだけ伸ばせるようにしましょう。

水濡れ

スマホは水に弱く、内部に水が入るとショートを起こして故障します。

なお、たとえ防水のスマホだったとしても、水には濡らさない方が良いでしょう。

防水スマホと謳っていても完全な防水ができるスマホは稀で、継続的な水没に弱かったり、強い噴流水を防げないケースが少なくありません。

そのため「防水だからお風呂で使っても良い」「水洗いしても良い」と安易に考えるのは危険です。防水機能は「いざという時に故障を防げる可能性がある」という程度に考えて、基本的にスマホを水に濡らさないようにしましょう。

衝撃

衝撃もスマホの寿命を縮めます。これは衝撃によって、スマホ内部の機器がダメージを受ける可能性があるためです。

スマホケースがあると「落としても問題ない」と考えてしまいがちですが、見た目上は問題なくてもスマホ内部に何らかの影響が出てしまい、故障に繋がることも少なくありません。

スマホは極力落とさないように心がけましょう。

高温・低温

高温にも注意しなければいけません。

スマホは真夏時に日の当たる場所におくと、バッテリーが熱くなり故障しやすくなります。

また、熱い場所から急激に冷たい状態にするとスマホの内部に結露ができ、水漏れと同じような現象が発生するため低温にも注意しなければいけません。

特に夏場にスマホが異常に熱くなってしまった時に、放冷するためにスマホを冷凍庫などに入れると故障してしまう可能性があるので注意が必要です。

過充電・過放電

過充電・過放電もスマホの寿命を短くします。

過充電とはバッテリーが100%の状態でも充電を続けること、過放電とは0%のまま充電せずに放置することです。

日常的に使っているスマホであれば過放電になることはめったにありませんが、過充電は多くの人がやってしまいがちなので注意してください。

例えば寝る前に充電をして、朝まで充電器を挿しっぱなしにすると過充電になる可能性があります。

最近のOS(iOS 13以降、Android 9以降)には過充電を防ぐ機能がついていますが、古いOSを搭載したスマホなどでは充電方法に注意したり、過充電を防ぐアプリなどを上手に活用しましょう。

粗悪な充電器

粗悪な充電器の使用もスマホの寿命を短くしかねません。

スマホの充電器は非常に数多くの種類があり、中には粗悪品も紛れ込んでいます。

粗悪品で充電をすると、バッテリーが異常に発熱してしまったり、充電スピードが極端に遅かったり、接続が悪かったりとさまざまなデメリットがあります。

このような粗悪品は購入して使うまでは分かりづらいので、できるだけ純正品を使うか、有名メーカーの信頼できる充電器を購入するようにしましょう。

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スマホの寿命は延ばせる?

基本的に一度劣化したスマホのバッテリーが復活することはありません。ですが、スマホの寿命だと思っていた原因が、故障やバッテリーではない可能性は十分考えられます。

そのため、その原因を取り除くことができれば、スマホの寿命・バッテリー持ちは復活すると言えます。

最新のOSにアップデートする

まずは最新のOSにアップデートしてみましょう。

OSをアップデートすることで処理能力が向上したり、不具合が修正されたりしてバッテリー持ちが良くなる可能性があります。

「設定」→「システム」→「システムアップデート」からOSアップデートが来ていないかチェックしてみましょう。

端末を初期化する

OSアップデートをしても改善されない場合は、端末を初期化するのも一つの手です。

システムの不具合、何らかのウイルス、無駄なアプリなど、さまざまな要因によってスマホのバッテリー持ちは悪くなります。

そのため、端末を初期化することでこれらの原因を取り除くことができます。

ただし、初期化をするとスマホ内のデータはすべてなくなってしまうので、必ずバックアップはとっておき、データの復元ができるように準備しておきましょう。

バッテリーの交換を依頼する

上記の方法を実践してもバッテリー持ちが悪い、充電の減りが早い場合は、バッテリーの交換を依頼しましょう。

これまで紹介したように、スマホの寿命はバッテリーが特に大きな要因を占めています。言い換えれば、バッテリーさえ健康ならスマホは長く使い続けられる可能性が高いといえます。

通信事業者やメーカーの修理受付から、バッテリーの交換ができるか一度チェックしてみましょう。

なお、古いスマホだと修理サポート、バッテリー交換サービスなどが終了している場合があります。そのような場合は本当に寿命が来たと考えて、スマホの買い替えを行いましょう。

まとめ

スマホの寿命は、長くて3年〜5年程度です。

とはいえ完全に故障して使えなくなるまで買い替えを保留にしていると、大事な場面でスマホが故障してしまうことも考えられます、そろそろ寿命かな?と感じたら、できるだけ早めに買い替えることをおすすめします。

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この記事の著者

Mysurance 編集部