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SIMフリーiPhoneの購入方法を徹底解説!SIMロック解除との違いとは

目次

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SIMフリーのiPhoneはApple Storeで購入するのが一般的です。SIMフリーはSIMロック解除する必要がなく、乗り換えがスムーズに行えるというメリットがあるため、iPhoneを購入する際はSIMフリーについて理解しておくことが大事です。

本記事では、そんなSIMフリーiPhoneについて詳しく解説していきます。SIMフリーiPhoneをお得に購入する方法や、SIMロック解除とSIMフリーの違いなど、幅広く紹介していきますので、これからiPhoneの購入を考えている方はぜひとも最後までご覧ください。 


そもそもSIMフリーiPhoneとは? 

SIMフリーiPhoneとは、簡単に言えば、SIMロックをしないで販売されたiPhoneのことを指します。 

SIMロックというのは、docomo・au・SoftBankでスマホを購入した際に、購入機種を他社回線で使えないようにする設定のことです。例えば、docomoでSIMロックを行うと、docomo回線しか通信できなくなります。このスマホにかかっているロックを無効にすることを「SIMロック解除」と言います。 

つまりSIMフリーや、SIMロックが解除されたiPhoneは、どの回線でも使えるので、通信会社の乗り換えが簡単にできるというメリットがあります。 

これまでは「SIMフリー = Apple Storeで購入したiPhone」「docomo・au・SoftBankのiPhone = SIMフリーではない」というイメージがありましたが、近年ルールが変わっています。 

ここからはSIMフリーiPhoneについてもう少し深堀りしていきましょう。 

SIMフリーとSIMロック解除は別

SIMフリーとSIMロック解除は似ていますが、厳密にはSIMフリーとSIMロック解除は別です。

SIMフリーとは、SIMロックをされたことがないスマホを指します。 

SIMロック解除はロックがかかったスマホを、解除した状態のことを指します。つまり一度docomo・au・SoftBankでロックされたiPhoneを購入して、そのあとにロック解除した場合は「SIMロック解除」です。 

利用する上では、SIMフリーとSIMロック解除に大きな差はありません。ただしメルカリやラクマなどのフリマサイトなどで中古スマホを販売する際に、docomo・au・SoftBankで購入後、SIMロック解除したスマホを「SIMフリー」と表記すると、購入者から「これはSIMロック解除した端末であって、SIMフリー端末ではない」と指摘され、トラブルになる場合があるので注意しましょう。 

2021年10月以降のiPhoneは全てSIMフリーに

これまで大手キャリアで購入したiPhoneはSIMロックされているのが当たり前でしたが、近年大きくルールが変わりました。2021年10月1日以降に発売の端末に対しては、全てのスマホでSIMロックを原則禁止するというルールができたのです。 

そのため、iPhone13以降は、すべてのiPhoneがSIMフリーとなっています(厳密にはiPhone13は2021年9月発売ですが、このルールを適用しています)。iPhone13以降のiPhoneSE(第3世代)もSIMロックはされなくなりました。

つまり今後販売されるスマホは全てdocomo・au・SoftBankで購入したとしても全てSIMフリーです。以前は「SIMフリーiPhone = Apple Storeで購入したiPhone」でしたが、現在はdocomo・au・SoftBankのiPhoneも含め、すべてのiPhoneがSIMフリーとなることを留意しておきましょう。

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SIMフリーiPhoneを購入する3つの方法 

続いてSIMフリーiPhoneを購入する3つの方法を紹介します。 

前述したように、2021年10月1日以降のスマホ、iPhone13以降のiPhoneは全てSIMフリーとなっていますが、購入場所によっては留意しておくべき点もいくつかあるので、しっかりと購入方法を確認しておきましょう。 

Apple Storeで購入する 

最も一般的な方法がApple Storeでの購入です。 

iPhone13以降は、どこで購入してもSIMフリーとなりましたが、Apple StoreのiPhoneは購入した時期・機種に関係なく全てSIMフリーです。そのため、Apple Storeで購入した場合は、スマホ会社を乗り換える際にSIMロック解除の必要はありません。 

またApple Storeの大きな特徴としては、価格設定がシンプルで、キャリアで分割購入するよりも安い点が挙げられます。docomo・au・SoftBankでは、iPhoneを分割払いで購入し、2年後にiPhoneを返却することで実質的な負担額が減る割引制度を設けています。2年で返却すればお得な制度ですが、返却せずにiPhoneを使い続ける場合は、Apple Storeで購入するよりも割高になります。そのため、iPhoneを長く使いたい場合は、Apple Storeでの購入がおすすめです。 

フリマサイトや中古ショップで購入する 

メルカリやラクマなどのフリマサイトや、ゲオやイオシスなどの中古ショップで購入する方法もあります。  

中古での購入は、新品よりも安いのが大きな魅力です。ただし、SIMロック解除やSIMフリーなどの記載が一切されていない中古のiPhoneは、iPhone13以前の端末だとSIMロックがされたままの場合もあるので注意してください。  

また、中古ショップやフリマサイトでは「SIMフリー」と「SIMロック解除」に違いを設けていない場合も少なくありません。両者に機能面では大きな違いはありませんが、こだわりがある場合は、販売者やお店にSIMフリーなのか、SIMロック解除なのかを確認しましょう。 

ちなみにAmazonでは「Amazon Renewed」といったAmazon認定出品者により整備された、高品質なiPhoneの購入が可能です。返品保証が付いているので、中古端末を安心して購入したい場合は、Amazon Renewedでの購入を検討してみるのもよいかもしれません。  

Amazon Renewed(整備済み品・再生品)|Amazon - アマゾン 

docomo・au・SoftBank・楽天モバイルなどのオンラインショップで購入する

docomo・au・SoftBank・楽天モバイルなどのオンラインショップで購入するのも一つの手です。

iPhone13以降の全ての端末は、docomoauSoftbank・楽天モバイルで購入してもSIMフリーとなります。また、各スマホキャリアでは現在は回線契約をしなくても機種の購入ができます。

また、2年で買い替える予定なら、docomo・au・SoftBank・楽天モバイルで購入するのが得策といってもよいでしょう。docomo・au・SoftBank・楽天モバイルでは分割払いで購入して、2年後に購入したiPhoneを返却すると、実質的な負担額を半分近くまで減らせます。分割払いでの購入でも回線契約は不要です。 そのため、長期間使い続けるならApple Storeでの購入を、2年で買い替えるならdocomo・au・SoftBank・楽天モバイルなどのキャリアでの購入をおすすめします。

格安SIMの回線契約とセットでSIMフリーiPhoneを購入する

格安SIMの回線契約とセットでSIMフリーiPhoneを購入する手もあります。 

格安SIMでもSIMフリーのiPhoneは販売されており、回線契約とセットで購入することで、価格が非常に安くなるのが大きな特徴です。また中古で販売している格安SIMも多く、場合によっては中古ショップなどで買うよりも安くなります。 

SIMフリーの新品iPhoneを販売している主な格安SIMは以下の通りです。 

UQモバイル 

2022年6月時点で発売されているiPhoneシリーズでは、iPhone SE(第3世代)がSIMフリーです。その他発売中のiPhone 12・iPhone 12 mini・iPhone 11・iPhone SE(第2世代)もSIMロックが解除された状態で発売されています。 

iPhone|格安スマホ/格安SIMはUQ mobile(モバイル)【公式】 

ワイモバイル 

2022年6月時点で発売されているiPhoneシリーズでは、iPhone SE(第3世代)がSIMフリーです。その他発売中のiPhone 12・iPhone 12 mini・iPhone 11・iPhone SE(第2世代)もSIMロックを解除した状態で販売されています。 

iPhone|Y!mobile - 格安SIM・スマホはワイモバイルで 

mineo 

2022年6月時点では、iPhone 13・iPhone 12・iPhone 12 mini・iPhone 11・iPhone SE(第2世代)がSIMフリーで販売されています。 

iPhone|端末|格安スマホ・SIM【mineo(マイネオ)】 

OCNモバイルONE 

2022年6月時点では、iPhone 13・iPhone 13 mini・iPhone 12・iPhone 12 mini・iPhone 11・iPhone SE(第2世代)がSIMフリーで販売されています。 

iPhone(Apple)の格安スマホセット | OCN モバイル ONE | NTTコミュニケーションズ 個人のお客さま 

イオンモバイル 

2022年6月時点で発売では、iPhone XS・iPhone 8がSIMフリーで販売されています。 

端末一覧|イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】 

 biglobeモバイル 

2022年6月時点では、iPhone 12がSIMフリーで販売されています。 

【公式】iPhone|格安スマホのBIGLOBEモバイル 

また、楽天モバイルは端末のみの購入も可能ですが、回線契約も一緒に行うと、ポイントが還元されるキャンペーンなどを実施しています。 

今後格安SIMを利用する予定なら、セット購入で安くSIMフリーiPhoneを手に入れましょう。 

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SIMフリーiPhoneのメリット・デメリット

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続いてSIMフリーiPhoneのメリット・デメリットを紹介します。

最も大きなメリットとしてあげられるのが「他社への乗り換えがスムーズに行える」という点です。

 一方のデメリットとしては、2021年10月以前であれば「価格が高い」といった点が挙げられていました。 

2021年10月以前は「SIMフリーiPhone = Apple Storeで購入するiPhone」という考え方が一般的であり、Apple StoreのiPhoneはキャリアの割引がされない分、価格が高い傾向があったためです。 

しかし、iPhone13以降はどこで購入したiPhoneであってもSIMフリーなので、SIMフリーiPhoneが高いというデメリットは現在ではなくなっています。

SIMフリーiPhoneを購入する際に覚えておきたいポイント

ここからはSIMフリーiPhoneを購入する際に覚えておきたいポイントを紹介します。しっかりとポイントを理解して、自分に合ったiPhoneを購入しましょう。 

また「iPhone買い替えのベストな時期は?今使っているiPhoneの寿命は?機種変更のタイミングについて解説」ではiPhoneの買い替えタイミングについて詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。 

iPhone13以降は、新品であればどこで購入してもSIMフリー

繰り返しになりますが、iPhone13以降はキャリアで購入してもSIMフリーとなります。現在はSIMロックは原則禁止となったため、2021年10月以降に発売されたスマホは全てSIMフリーです。 

そのため「SIMフリーだからdocomo・au・SoftBankの割引は受けられない」「SIMフリーはキャリアの縛りがなくて売りやすい」といった考え方は今はありません。自分の使い方に合う場所でiPhoneを購入しましょう。

コンスタントに機種変更をしたいならキャリアのオンラインショップでの購入がおすすめ

コンスタントに機種変更をしたいならキャリアのオンラインショップの購入がおすすめです。 

docomo・au・SoftBank・楽天モバイルのオンラインショップでは分割払いで購入し、2年後に購入した機種を返却することで実質的な負担額が半額近くになる割引制度を提供しています。 

以前までは、このキャリアの割引制度を利用するには回線の契約が必要でしたが、現在は回線の契約がなくても割引制度を利用できます。つまりdocomo・au・SoftBank・楽天モバイルでは契約をせずに、iPhone端末だけを購入できるということです。  

さらに現在はどこで購入したiPhoneでもSIMフリーなので、格安SIMでもスムーズに使えるようになっています。 

返却をせずに分割払い分を全て支払ってしまうと、Apple Storeで購入するよりも割高になってしまう点がネックですが、2年でiPhoneをコンスタントに買い替えるスタイルなら、特にデメリットを感じることはないでしょう。

SIMフリーのiPhoneが高く売れるわけではない

自分のiPhoneを中古で売る際、「SIMフリーのiPhone」は「SIMロック解除をしたiPhone」より高く売れる、という噂がありますが、実際のところ、ほとんど差はありません。 前述したようにSIMフリーとSIMロック解除は厳密には別ではありますが、機能面で違いはないためです。実際中古スマホを販売しているイオシスでも、SIMロック解除スマホとSIMフリースマホの販売価格に差は出ていません。 間違いなく言えるのは、「SIMロックされたままでiPhoneを買取りに出すと買取金額は下がってしまう」ことです。高く売りたいのであれば、SIMロックされた端末はロック解除するようにしましょう。 

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SIMロックの解除は誰でもできる

iPhoneにSIMロックがかかっている場合、SIMロック解除は誰でも簡単に行えます。3キャリアともにオンラインで手続きをすれば手数料などは一切かかりません。店頭でSIMロック解除を依頼すると3,300円かかってしまうので注意しましょう。 

キャリアごとのSIMロック解除の手順は以下の通りです。 

docomoの場合

  1. iPhoneの設定から「一般」→「情報」をタップしてIMEIの番号をメモする 
  2. My docomo」にログインする 
  3. 「お手続き(お申込み・解約)」を選択する 
  4. 「解約・その他」から「SIMロック解除」を選択する 
  5. セキュリティコードを入力して再度ログインする 
  6. IMEIを入力する  

auの場合 

  1. iPhoneの設定から「一般」→「情報」をタップしてIMEIの番号をメモする 
  2. My au(SIMロック解除のお手続き)」へアクセスする 
  3. au IDでログインする 
  4. IMEI番号を入力する  

SoftBankの場合 

  1. iPhoneの設定から「一般」→「情報」をタップしてIMEIの番号をメモする 
  2. My SoftBank」にログインする 
  3.  「契約・オプション管理」から「オプション」を選択する 
  4. 「SIMロック解除対象機種の手続き」を選択しIMEIを入力する 

中古で購入すると保証サービスには加入できない場合が多い

もしSIMフリーのiPhoneを中古で購入すると、保証サービスは利用できない場合が多いです。

AppStoreの保証サービスである「AppleCare+」は製品の購入から30日までとなっています。そのため、中古で購入したiPhoneに新しく「AppleCare+」は付けられません。auやSoftBankのiPhoneの保証サービスも「AppleCare+」と連携したサービスとなっているため、中古では利用できません。 

大手も含む通信キャリアの中には「AppleCare+」と連携したサービスのほかに、独自の保証サービスを提供している会社もあります。独自の保証サービスは、持ち込みスマホでも利用できることが多いですが、その通信キャリアの回線契約をした際に申込みをする必要があります。

このように中古スマホやキャリア外で購入したSIMフリーのiPhoneは、保証サービスを利用することが難しく、故障や紛失・盗難などのもしもの時に備えられない点には注意しましょう。 

iPhone13以降は全てSIMフリー!自分に合った場所で購入しよう

iPhone13以降は全てSIMフリーとなっています。ただしiPhoneは購入場所によって料金が大きく変化しますし、保証サービスが利用できるかどうかも変わってきます。 

自分に合った場所を見つけて快適なスマホライフを送ってください。

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この記事の著者

Mysurance 編集部