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中学生はスマホを持つべき?メリット・デメリットや機種選びのポイントを紹介します

目次

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子供が中学生にもなると、周りにもスマホを持つ友達が増えていきます。

そのため子供から「スマホが欲しい」といわれて、どのように対応するべきなのか、どのスマホを購入するべきなのか、など悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、中学生のスマホ事情について詳しく解説していきます。

スマホを持っている中学生の割合、スマホを持たせることによるメリットなど、幅広く紹介していきますので、ぜひとも参考にしてください。

中学生にスマホは必要?

中学生の子供にスマホが欲しいと言われた際に、一番に考えておきたいのは必要性かと思います。

中学生にスマホを持たせる必要性についてはメリットをデメリットを考えながら決めましょう。この記事では考えられるメリットデメリットを整理しましたので、ぜひ参考にしてください。

まずは「今の中学生がどれくらいの割合でスマホを持っているのか」「学校側はスマホに関してはどういった見方をしているのか」などの、中学生のスマホ事情について見ていきましょう。

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どれくらいの中学生がスマホを持っている?

内閣府が発表した令和3年度のデータによると、中学生では男子は97.7%、女子は98.7%インターネットを利用しているとのことです。さらにこの中から「どのような機器でインターネットを使っているか」という質問に対してスマートフォンと答えた割合は70.4%となりました。

また、スマートフォンと答えた中で「自分専用で使っている」と答えた割合は89.4%となりました。

つまり大雑把に言えば、10人に6人以上の中学生は自分専用のスマホを使っていると考えられます。

そのためデータから考えると、中学生にスマホを持たせるのは、ごく一般的なことと言ってよいでしょう。

学校は中学生のスマホをどう見ている?

文部科学省のデータによると、学校側としては、中学生がスマホを学校へ持ち込むことは原則として禁止をしている場合が多いです。

ただし、公立・私立・国立それぞれで対応の仕方は変化しています。

公立中学校は持込を原則禁止としている割合が98.7%となっています。そして、国立中学校は80.5%、私立中学校は52.6%という割合となりました。

このように私立中学校には比較的スマホの持ち込みには寛容ですし、公立・国立中学校であってもすべての学校が持ち込みを禁止しているわけではありません。

中には「一定の理由・事情に限って、家庭からの申請により持込みを認める」としている場合もあるので、何かしらの事情があって、スマホを学校へ持ち込ませたいと考えているのであれば、一度学校と相談をしてみましょう。

中学生にスマホを持たせるメリット・デメリット

ここからは中学生にスマホを持たせることについての親にとってのメリット・デメリットを紹介します。

双方を確認して、子供にスマホを持たせるべきなのか検討してみましょう。

メリット

中学生にスマホを持たせるメリットは主に以下の通りです。

  • いつでも連絡が取れる
  • 防犯目的で居場所をチェックできる
  • 勉強アプリを使わせることができる
  • 子どもが喜ぶ

スマホを持たせることで、子供が遊びに行った際、塾に行った際なども連絡が取れるようになります。さらに、GPSを使って居場所もチェックできるので、より安心して子供を見守れるようになります。また、近年では勉強アプリというものも充実しており、スマホで学力をあげることも可能です。

ほかにも、単純に子どもが喜ぶというメリットがあります。今の子どもはスマホでゲームをしたり、動画を見たりするのが娯楽の一つとなっています。そして、そのことを学校の友達と話し合って、コミュニケーションをとることも少なくないでしょう。

こういった現状の良し悪しはともかく、子どもにとってはスマホは重要な娯楽のツールであり、そしてコミュニケーションをする手段の一つだということを理解しておきましょう。

デメリット

デメリットは以下の通りです。

  • スマホ依存になり得る
  • トラブルに巻き込まれかねない
  • お金がかかる

お金がかかるというデメリットに関しては、後ほど紹介する「中学生のスマホにオススメの通信会社」を参考にしていただければある程度は軽減できます。

特に気を付けたいのは、スマホ依存や、スマホに関連するトラブルです。

スマホ依存になると、スマホの内容が気になってしまい、学生の本分である学業がおろそかになる恐れがあります。また、SNSによるトラブルやいじめ、ながらスマホによる事故、ネットリテラシーが低いことによる発生するWEB上のトラブルなど、スマホに関連するトラブルは数多くあります。

大切なのは「ルール」を決めること

前述したトラブルを避けるために重要なのは「ルール」を決めることです。

スマホ依存のリスクを避けるために、1日に使える時間を決めたり、ベッドに持ち込まない、食事の際はスマホを持ってこないなど、ルールを作ることで依存のリスクは大きく避けられます。

また、ネット上のトラブルに関しても、ネットリテラシーを高めるためにさまざまなことを教えたり、フィルタリング機能を使って悪質サイトへのアクセスを制限したりするなど、親からのサポートによって防ぎやすくなります。

子供と親がお互いに納得ができるルールを作って、健全にスマホを扱えるようにしましょう。

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中学生が使うスマホのオススメは?

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中学生が使うスマホの選択肢としてはiPhone(iOS)とAndroidの2種類があります。

キッズスマホという選択肢もゼロではありませんが、キッズスマホの契約は小学生までとなっていることも多いので、基本的には中学生は大人と同様にiPhoneやAndroidのスマホを購入すると考えて良いでしょう。

どちらが中学生に向いているとも断言はできないので、iPhone、Androidスマホそれぞれのメリット・デメリットを確認し、親子で一緒にどちらを選ぶべきなのか比較して決めましょう。

なおiPhone、Androidとも「Life360」のような位置情報の共有アプリを利用できます。デバイスの利用時間やアプリ管理をする機能も搭載されているので、中学生にスマホを持たせる際はこうしたアプリの利用を検討してみるのもよいでしょう。

iPhoneのメリット

iPhoneのメリットは、利用者が多いという点や、操作方法が一貫している点が挙げられます。

利用者が多いということは、現状子どもにとってOSにこだわりがなかったとしても、成長していくうちに「iPhoneに変えたい」と言われてしまう可能性があります。そのため、今のうちからiPhoneを購入しておけば、高校生になった時でも今回購入したiPhoneを使い続けてもらえる可能性が高いです。

また、iPhoneに搭載されているOSは機種を問わずすべてiOSであるためiPhoneであれば、操作方法はすべて同じであるため、最初からiPhoneにしておけば今後「機種変更をして使いづらくなった」などと言われて、すぐに新しいスマホをねだられてしまう心配も少ないです。

iPhoneのデメリット

iPhoneのデメリットは価格が高いということです。そのぶん安価なAndroidより性能が高いことも多いですが、ゲームをせず、カメラにもこだわりがない子どもにとっては、オーバースペックな印象といえます。

できるだけiPhoneを安く購入したいのであれば、性能と価格が抑えられたSEシリーズの購入を検討してみましょう。

Androidのメリット

Androidのメリットは機種が豊富な点が挙げられます。

格安のスマホから、性能の高いスマホまで数多くのラインナップとなっており、子どもの利用環境に合わせて適切に購入できます。

例えば、通話やメッセージアプリ、ネットサーフィンをメインで使うなら1万円前後の、格安のスマホでも問題ありません。動画を楽しみたいと言っている子供なら、画面の大きなスマホを購入するなど、選択肢は幅広いです。

デザインやカラーなど、子供が好きな見た目のスマホを購入してあげられるというのもAndroidスマホならではと言えるでしょう。

Androidのデメリット

Androidのデメリットとしては、機種によって操作方法が異なる点が挙げられます。

Androidには、Xperia、GooglePixel、Galaxyなど、さまざまな機種があり、それぞれ操作方法が異なります。そのため、親がAndroidだったとしても、同一種類の機種でなければ操作を教えるのが難しいというケースもゼロではありません。

またiPhoneはデザインなどで高い人気を誇るため、子供が成長してからiPhoneへの機種変更を求められる可能性もあるので注意しましょう。

中学生のスマホにオススメの通信会社

中学生のスマホに選ぶ通信会社としては「大手キャリア」と「格安SIM会社」の2つが挙げられます。

iPhone・Androidと同じように、大手キャリアと格安SIMにもそれぞれメリット・デメリットがあります。双方の特徴を確認して、どちらで契約をするべきなのか親子で一緒に考えてみましょう。

なお格安SIMに関しては別記事の「格安SIMとは?スマホを今よりお得に使う方法を徹底解説します 」にてまとめているので、詳しく知りたい方は一度ご覧いただければと思います。

大手キャリアのメリット・デメリット

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のメリットは「回線が安定している」「データ無制限で利用できる」という点が挙げられます。格安SIM(MVNO)は回線を借りて提供しているため、通信が遅くなることもありますが、大手キャリアならそのような心配は一切ありません。

デメリットとしては「月額料金が高い」という点のみです。別の言い方をすれば、月額料金を気にしないのであれば大手キャリア選択しておけば特段問題ないでしょう。

格安SIMの種類とメリット・デメリット

格安SIMにはさまざまな種類があるので、種類ごとにメリットとデメリットをまとめました。

種類

格安SIM名

メリット

デメリット

大手キャリアのサブブランド・オンラインプラン

LINEMO・povo・ahamo・UQモバイル・ワイモバイル

回線が安定している

プランが少ない

最安とは言えない

楽天モバイル

楽天モバイル

格安料金で無制限に利用できる

大手キャリアに比べると使用可能エリアが狭い

MVNO

mineo・OCNモバイルONE・IIJmioなど

価格が安い

プランが豊富

回線が遅くなる時間帯(12~13時)がある

外出先でも常に快適に通信したいなら「大手キャリアのサブブランド・オンラインプラン」を、格安かつ無制限にデータ通信をしたいなら「楽天モバイル」を、とにかく低料金にしたい場合は「MVNO」を選びましょう。

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まとめ

中学生にスマホを持たせるかどうかは家庭によって大きく異なり、必要性を感じるかどうかもそれぞれの家庭・子供次第です。

ですが、10人中6人以上の中学生は自分のスマホを持っているという時代なので、親の一存で子供の要望を聞き入れないのも考え物です。

子供にスマホをねだられたら、購入するべきなのか、購入するのであればどのスマホか、どの通信会社か、などをこの記事を参考に検討してみてください。

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この記事の著者

Mysurance 編集部