
「引越したいけど、初期費用が高くて払えない…」と悩んでいませんか?
賃貸契約の初期費用は家賃の4〜6か月分にもなり、まとまった現金がない方にとって大きなハードルとなります。
急な引越しや予想以上の費用負担で、「初期費用が払えないかも…」と感じている方も多いでしょう。
しかし、分割払いの活用や、初期費用をうまく抑えることで、貯金がなくても新生活をスタートできます。
本記事では、賃貸の初期費用が払えない時の3つの具体的な方法や、費用を安く抑えるコツなど、引越しを諦めずに済む解決策を詳しく解説します。
この記事を読めば、賃貸の初期費用が払えないときの対処法がわかり、安心して新生活がスタートできます。
賃貸の初期費用に悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
賃貸契約に必要な初期費用の内訳と相場

賃貸契約時には敷金・礼金・前家賃・仲介手数料・保証会社利用料・火災保険料・鍵交換費用など、さまざまな費用が必要です。
以下の表で、首都圏の平均的な賃貸物件(家賃83,506円)を例に初期費用の内訳を確認しましょう。
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項目
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費用
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敷金
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83,506円
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礼金
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83,506円
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前家賃
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83,506円
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仲介手数料
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91,856円
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保証料
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43,792円
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火災保険料(2年分)
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20,000円
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鍵交換費用
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15,000円
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合計
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421,166円
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※国土交通省住宅局「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」を基にした首都圏の事例
上記の例では、初期費用は家賃の約5倍です。
一般的に初期費用の合計は家賃の4〜6か月分が相場とされており、物件や地域によって大きく変動します。
内訳を正確に理解することで、どの項目を削減できるか判断しやすくなります。
初期費用の詳しい内訳と相場については、以下の記事で解説していますので参考にしてください。
賃貸にかかる初期費用とは?内訳と相場、節約方法についても解説
賃貸の初期費用が払えない場合の対処法3選

初期費用をまとめて払えない場合でも、分割払いや後払いを活用すれば引越しは可能です。
以下では、現金がなくても初期費用を支払える3つの方法を解説します。
- 不動産会社に分割払いを相談する
- クレジットカードで後払いや分割払いにする
-
フリーローンやカードローンを利用する
それぞれの方法について、メリットと注意点を詳しく見ていきましょう。
不動産会社に分割払いが可能か相談する
不動産会社によっては、初期費用の分割払いに対応しているケースがあります。
分割払いの例として、「敷金・礼金を除く部分を2〜3回に分けて支払える」場合や、「仲介手数料のみ後払い」にできる場合などがあります。
相談する際は「入居を強く希望している」という姿勢を示し、分割回数と支払い時期を具体的に提案しましょう。
ただし、分割払いは不動産会社の善意によるものなので、必ずしも応じてもらえるわけではありません。
断られた場合でも入居日を調整して家賃発生日を遅らせるなど、別の方法がないか確認してみましょう。
クレジットカードで後払いや分割払いにする
クレジットカードを所持している方は、初期費用の支払いをカード決済にすることで実質的な後払いや分割払いが可能です。
一括払いで翌月以降に支払うか、分割払いやリボ払いを利用すれば月々の負担を軽減できます。
ただし、分割払いやリボ払いには金利手数料がかかるため、総支払額が増える点に注意が必要です。
クレジットカードによる決済を受け付けていない不動産会社もあるため、事前に確認しましょう。
また、利用限度額が初期費用をカバーできるか、支払い能力を超えていないかを必ず確認してから利用してください。
フリーローンやカードローンを利用する
親族に頼れず、クレジットカードも持っていない場合は、フリーローンやカードローンという選択肢があります。
銀行や消費者金融から必要な金額を借り入れ、毎月少額ずつ返済していく方法です。
借入には審査があり、安定した収入が求められる点に注意が必要です。
借入金額が少額の場合、一般的には年率14.0〜18.0%程度の金利となります。
返済期間が長引くほど利息負担が増えるため、できるだけ短期間で完済する計画を立てましょう。

【状況別】私に合う方法はどれ?最適な解決策診断フローチャート
3つの方法を紹介しましたが「結局どの方法を選べばいいかわからない」と感じた方も多いのではないでしょうか?
その場合は、以下のフローチャートを参考に、現在の状況から最も適した対処法を見つけましょう。

初期費用を払えない状況は人によってさまざまです。
貯金の有無、保証人の有無、クレジットカードの所持状況などによって、最適な解決策が変わります。
診断結果に応じて、費用削減から借入まで、複数の選択肢を組み合わせることも可能です。

支払額を減らす!初期費用を安く抑える5つのコツ

初期費用そのものを安くできれば、支払いの負担が大幅に軽減されます。
以下では、初期費用を削減するための5つの実践的なコツを紹介します。
- 敷金礼金ゼロの物件を探す
- フリーレント物件を狙う
- 仲介手数料が安い不動産会社を選ぶ
- 入居日を月初に調整して家賃を節約する
- 火災保険を自分で選ぶ
これらの方法を組み合わせることで、10万円以上の節約も十分可能なので、参考にしてください。
敷金礼金ゼロの物件を探す
敷金・礼金がゼロの物件を選べば、初期費用を大幅に削減できます。
敷金は退去時の原状回復費用の担保、礼金は大家への謝礼として支払うものですが、最近では入居者を早く確保したい物件で「敷金・礼金ゼロ」の物件が増えています。
ただし、退去時のクリーニング費用が別途請求されるケースや、短期解約時に違約金が発生する場合があるため、契約条件をよく確認しましょう。
敷金・礼金がそれぞれ家賃1か月分の場合、これらをゼロにすれば家賃8万円の物件で16万円もの節約になります。
フリーレント物件を狙う
フリーレント物件とは、入居後の一定期間(通常1〜2か月)の家賃が無料になる物件のことです。
初期費用として前家賃を支払う必要がなくなり、入居直後の出費を抑えられます。
フリーレント物件は空室期間が長い物件や新築物件に多く見られ、繁忙期以外の時期に探すと見つかりやすい傾向があります。
ただし、最低入居期間が設定されている場合があり、期間内に退去すると違約金が発生するケースもあるため注意が必要です。
フリーレント物件は、初期費用を抑えたい方にとって負担を軽減しやすい選択肢ですが、最低入居期間や違約金が設定されている場合もあるため、契約内容を確認したうえで検討すると安心です。
仲介手数料が安い不動産会社を選ぶ
物件を契約する際、仲介した不動産会社に仲介手数料を支払います。
仲介手数料の金額は不動産会社によって異なり、法律上は「家賃の1か月分+消費税」が上限とされています。
例えば、家賃8万円の物件で、仲介手数料が家賃の0.5か月分や無料の不動産会社を選べば、家賃1か月分の場合と比較して約4〜8万円の節約が可能です。
大手不動産会社の中にも仲介手数料を抑えたプランを提供しているところがあるため、複数の不動産会社を比較検討しましょう。
入居日を月初に調整して家賃を節約する
賃貸契約では、入居日から月末までの家賃を日割り計算で支払うのが一般的です。
月の途中で入居すると、初月の日割り家賃に加えて翌月分の家賃も前払いするため、初期費用が高くなります。
入居日を月初(1日または2日)に設定すれば、前家賃として1か月分のみの支払いで済み、初期費用を抑えられます。
たとえば、月末に入居すると1か月分+日割り分の家賃がかかりますが、翌月1日に入居すれば1か月分のみで済み、数万円の節約になります。
引越し日に柔軟性がある方は、入居日の調整を検討しましょう。
火災保険を自分で選ぶ
賃貸契約時には火災保険への加入がほぼ必須ですが、不動産会社が指定する保険ではなく自分で選んだ保険に加入することで保険料を節約できます。
不動産会社指定の保険はパッケージ化されており、不要な補償が含まれていることがあります。
自分で火災保険を選べば、必要な補償だけを組み合わせることができ、年間5千円〜1万円程度の節約が期待できます。
さらに、分割払いや月払いに対応している保険会社を選べば、まとまった初期費用の支払いを避けることが可能です。
初期費用として支払う火災保険の金額も安くなるので、支払額を減らしたい場合にはおすすめの方法です。
賃貸の火災保険を自分で選ぶメリットや注意点についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみましょう。
賃貸火災保険は自分で加入できる?メリットや注意点についても解説します
賃貸初期費用に関するよくある質問

貸の初期費用について、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式で解説します。
初期費用はいつまでに払うのが一般的?
初期費用は契約締結時、または契約前に支払うのが一般的です。
入居審査が通った後、重要事項説明を受けて契約書に署名・捺印する際に支払いを求められるケースが多くなっています。
不動産会社によっては契約の数日前までに振込を指定される場合もあるため、契約スケジュールを確認しておきましょう。
初期費用の支払いが遅れた場合はどうなる??
初期費用の支払いが遅れると、契約がキャンセルされる可能性があります。
契約時に支払い期日を確認し、分割払いや後払い等を希望する場合は、事前に不動産会社に相談しましょう。
まとめ:賃貸の初期費用が払えない場合は支払い方法に工夫が必要

賃貸の初期費用が払えない場合でも、分割払いや費用削減の工夫によって引越しを実現する方法は複数あります。
この記事の内容のまとめは以下のとおりです。
- 初期費用が払えない場合は、分割払いや後払いの活用がおすすめ
- 火災保険などを工夫して、初期費用を抑えることも重要
- 支払いに不安がある場合は、早めに不動産会社に相談する
「払えない」と諦める前に、敷金・礼金ゼロ物件や火災保険の見直しなど、初期費用そのものを減らす努力も大切です。
新しい生活への一歩を踏み出すために、無理のない計画を立てて前向きに行動しましょう。

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